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新規事業を立て直すには

目次

立ち上げがうまくいっていない新規事業を、軌道修正するにはどうすればいいでしょうか。こちらでは、新規事業における一般的な失敗例を紹介したうえで、立て直しをはかるためにおさえておくべきポイントについて解説しています。

新規事業においてよくある失敗例

売上目標の未達

新規事業に際しては、会社の承認を得るための「新規事業計画書」が作成されます。この書類の中には、売上予算計画も含まれており、承認後には「売上予算計画数字」となります。新規事業における売上予算計画数字は、最初の1年から2年は、既存事業の売り上げ予算計画数字の場合には起こり得ないほど、大幅に外れてしまうのが一般的だといわれています。

売上予算計画と実際の売り上げが大きくズレてしまう理由として、次のようなものがあげられます。

市場や顧客ニーズの見極め不足

新事業を立ち上げる場合、あらかじめ市場調査やユーザー調査などが実施されます。そして、調査によって得た情報をもとに、ニーズに対応するような事業計画が作成されるのが一般的な流れです。

ただ、市場調査によってニーズを把握できたとしても、さまざまな利害関係者の意見を聞いているうちに、調査結果ではなくさまざまな利害関係者の意見を多く取り込みすぎてしまうことは珍しくありません。その結果、ニーズを全くふまえていないような内容のサービスを提供することが決定されてしまうケースもあるのです。

新規事業をつぶさず
立て直すには?

目標設定をする

目標を設定することで、新規事業への集中力がアップしやすくなります。特に不振が響いているときなど、モチベーションを維持するのが難しい状況にあっても、目標設定はプラスに働くと考えられます。

まずは達成できそうな小さなステップとしての目標設定から始めるのがよいでしょう。

売れていない要因を分析する

よくある失敗としては、ターゲットや顧客ニーズのズレ、価格が適正ではないことなどがあげられます。ここで大切なのは、その原因を把握することです。

カスタマーサービス品質の悪さや商品価値の証明の失敗、強引すぎる営業方法など、さまざまな可能性が考えられます。

ターゲット層を把握する

ターゲット層とは、マーケティングや広告活動などの対象となる人たちのことです。より質の高い顧客やより多くの新規顧客をウェブサイトに呼び込むなどして開拓していくためにも、ターゲット層をしっかりと特定しておくことが必要です。売り上げ増につながる大切な業務だといえるでしょう。

財務管理を徹底する

経営者にとって、支出とキャッシュフローの状況をこまめに確認しておくことは、重要な業務です。タイムリーかつ、きめこまやかに自社の財務状況を把握していくためには、週単位での確認が理想的。月単位の確認では、問題を早期に見つけにくくなるので、深刻化するまえに手をうつことが難しくなってしまうでしょう。

一般的な財務上の問題として、次のようなものがあげられます。

新規事業を立て直すための
ポイント

ニーズズレの検証には手を抜かない

新規事業の立て直しには、顧客ニーズがズレていないかを検証することが重要です。

ターゲットがズレていないか、提供している製品・サービスと顧客ニーズにズレはないか、価格は適正か、などを見直してみましょう。

そしてもちろん、変化を続けるニーズを見落とさないようにするためにも、常にズレの検証をしてニーズに合致させていくこともです。たとえ既存事業であっても、アップデートを繰り返さないと、すぐに後れをとってしまうのが現状ですから、手探り状態の新規事業の場合はなおさらだといえます。

情報収集を徹底的に行う

顧客ニーズのズレの検証には、しっかりとした情報収集が求められます。新規事業の周辺領域における情報収集・分析が重要なポイントとなるでしょう。古い情報を役立てることはできませんから、情報収集は継続しておこなう必要のある業務だといえます。

まとめ

新規事業において、プロジェクトが頓挫してしまう場面は少なくありません。失敗で終わらせないためには、原因を見極め、立て直しに向けて適切なアクションを起こせるかが重要です。そのためには、新規事業に関して豊富な経験を持つ人材も重要な要素となります。

自社だけでの立て直しが難しいと判断した場合は、外部の人材を活用することも検討してみると良いでしょう。

【フェーズ別】
新規事業コンサル
3選

【事業構想・企画フェーズ】

コンセプト・シナジー

代表
高杉 康成
コンセプトシナジー株式会社 高杉康成
引用元名:コンセプト・シナジー公式HP(https://concept-synergy.co.jp/staff/)
元キーエンスの新商品・
新規事業企画担当
特徴一時的な流行に惑わされず、確実性の高い市場に参入できる
【事業化フェーズ】

CVC JAPAN

代表
冨田 賢
CVC JAPAN 冨田 賢
引用元名:CVC JAPAN公式HP(https://www.cvcjapan.com/profile/)
約15年経営と
200社以上の実績
特徴資金やリソースが足りていなくても、優良な投資案件を発掘
【グロースフェーズ】

シナプス

代表
家弓 正彦
シナプス 家弓 正彦
引用元名:シナプス公式HP(https://cyber-synapse.com/company/top-message.html)
累計研修実績
400社以上
特徴継続的に新規事業立ち上げができるビジネスパーソンを育成

【選定基準】
Google「新規事業コンサル」と検索した際に上位に表示される60社のコンサルティング会社の中から、他社での実務経験・コンサル実績・講演実績が公式HPに明記され、自身で著書を出版している代表取締役が在籍する会社(2022年2月1日時点)

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