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新規事業の立ち上げを進める中で、思考整理や課題解決をしたいときに役立つツールが、フレームワークです。このページでは、新規事業の立ち上げで活用できる10個のフレームワークをご紹介します。
アイディア出しで使えるフレームワークです。SCAMPERとは、Substitute(代用する)、Combine(組み合わせる)、Adapt(適応させる)、Modify(修正する)、Put to other uses(転用する)、Eliminate(削減する)、Reverse・Rearrange(逆にする・再編成する)の頭文字をまとめたもの。以下に示すようなそれぞれの質問に答えることで、アイディアの発展や量産を助けます。
アイディア出しで使えるフレームワークです。5W1H(What、Who、When、Where、Why、How)に、Whom(誰に)、How much(いくらで)、How many(どれだけ)の3項目を加えたもの。9つの質問を使うことで、抽象的なアイディアをより具体的に考えることができます。
アイディア出しで使えるフレームワークです。ペルソナとは、商品・サービスのターゲットとして想定する顧客像のこと。年代や性別だけにとどまらず、職業、年収、ライフスタイル、趣味、特技、居住地、生い立ち、価値観など、実在の人物のように詳細な情報を設定します。メンバー間で共通した顧客像をイメージすることで、効率よく顧客の視点で考えることができ、おのずと商品・サービスの軸が見えてきます。
市場性の分析で使えるフレームワークです。ターゲットとなる市場を、縦軸と横軸で四分割し、各社の商品・サービスがどの象限にあるのか、また自社がどのような位置を目指すのかを明確にします。縦軸と横軸は、市場や検討したいことに合わせて、自由に設定して構いません。一般的には、顧客の視点に立って、価格や機能など、購入時に重視するポイントを設定します。
市場性と事業性の分析で使えるフレームワークです。自社の事業や競合の状況を、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの項目で整理し、分析します。
自社の商品・サービスの要素を洗い出して、整理しつつ、外部環境と照らし合わせながら、経営戦略を練りましょう。
上記で紹介した「SWOT分析」を活用し、整理した要素をそれぞれ掛け合わせて、さらに戦略を練るフレームワークです。
なお、4通りの組み合わせの中で、特に重視すべきは「強み×機会(積極化戦略)」です。
事業性の分析で使えるフレームワークです。4P分析は企業視点で、4C分析は顧客視点で、事業を捉えます。4P分析は、Product(商品・サービス)、Price(価格)、Place(提供方法)、Promotion(販促方法)の4項目。4C分析は、Customer Value(顧客にとっての価値)、Cost(費やすコスト)、Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーション)の4項目です。各項目をどうしていくか検討します。
事業性の分析で使えるフレームワークです。インターネットやSNSが普及した環境における、購買行動のプロセスを表したもので、Attention(注目)、Interest(興味)、Search(検索)、Action(購入)、Share(共有)の順です。なお、SNSなどで共有された購入商品・サービスの情報が「口コミ」となり、消費者はこれを購入前に検索することになります。つまり、検索と共有のプロセスには相互作用があるといえます。
評価・修正で使えるフレームワークです。業務改善を図る際の順番と視点を表したもの。
改善効果の大きいこの順番で取り組み、新規事業の立ち上げや事業そのものを効率化していきましょう。
評価・修正で使えるフレームワークです。バリューチェーンとは、事業活動の中で生まれる価値を一連の流れとして捉える考え方で、4つのステップで分析を進めます。
分析の結果を用いて、強化すべき活動と効率化すべき活動を判断します。
今回ご紹介したもの以外にも、様々なフレームワークがあります。状況や段階にあったフレームワークを活用しましょう。また、フレームワークはツール(手段)であって目的ではありません。取り組む際は、時間をかけすぎることのないように注意が必要です。
【選定基準】
Google「新規事業コンサル」と検索した際に上位に表示される60社のコンサルティング会社の中から、他社での実務経験・コンサル実績・講演実績が公式HPに明記され、自身で著書を出版している代表取締役が在籍する会社(2022年2月1日時点)