企業の展望を左右する新規事業コンサルNavi 『Brand New Solutions』 » 新規事業立ち上げにおける悩みを解決 » 新規事業立ちあげで活用できるフレームワーク紹介

新規事業立ちあげで活用できるフレームワーク紹介

新規事業の立ち上げを進める中で、思考整理や課題解決をしたいときに役立つツールが、フレームワークです。このページでは、新規事業の立ち上げで活用できる10個のフレームワークをご紹介します。

1.SCAMPER(スキャンパー)法

アイディア出しで使えるフレームワークです。SCAMPERとは、Substitute(代用する)、Combine(組み合わせる)、Adapt(適応させる)、Modify(修正する)、Put to other uses(転用する)、Eliminate(削減する)、Reverse・Rearrange(逆にする・再編成する)の頭文字をまとめたもの。以下に示すようなそれぞれの質問に答えることで、アイディアの発展や量産を助けます。

2.6W3H

アイディア出しで使えるフレームワークです。5W1H(What、Who、When、Where、Why、How)に、Whom(誰に)、How much(いくらで)、How many(どれだけ)の3項目を加えたもの。9つの質問を使うことで、抽象的なアイディアをより具体的に考えることができます。

3.ペルソナ分析

アイディア出しで使えるフレームワークです。ペルソナとは、商品・サービスのターゲットとして想定する顧客像のこと。年代や性別だけにとどまらず、職業、年収、ライフスタイル、趣味、特技、居住地、生い立ち、価値観など、実在の人物のように詳細な情報を設定します。メンバー間で共通した顧客像をイメージすることで、効率よく顧客の視点で考えることができ、おのずと商品・サービスの軸が見えてきます。

4.ポジショニングマップ

市場性の分析で使えるフレームワークです。ターゲットとなる市場を、縦軸と横軸で四分割し、各社の商品・サービスがどの象限にあるのか、また自社がどのような位置を目指すのかを明確にします。縦軸と横軸は、市場や検討したいことに合わせて、自由に設定して構いません。一般的には、顧客の視点に立って、価格や機能など、購入時に重視するポイントを設定します。

5.SWOT(スウォット)分析

市場性と事業性の分析で使えるフレームワークです。自社の事業や競合の状況を、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの項目で整理し、分析します。

自社の商品・サービスの要素を洗い出して、整理しつつ、外部環境と照らし合わせながら、経営戦略を練りましょう。

6.クロスSWOT分析

上記で紹介した「SWOT分析」を活用し、整理した要素をそれぞれ掛け合わせて、さらに戦略を練るフレームワークです。

なお、4通りの組み合わせの中で、特に重視すべきは「強み×機会(積極化戦略)」です。

7.4P分析/4C分析

事業性の分析で使えるフレームワークです。4P分析は企業視点で、4C分析は顧客視点で、事業を捉えます。
4P分析は、Product(商品・サービス)、Price(価格)、Place(提供方法)、Promotion(販促方法)の4項目。
4C分析は、Customer Value(顧客にとっての価値)、Cost(費やすコスト)、Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーション)の4項目です。各項目をどうしていくか検討します。

8.AISAS(アイサス)の法則

事業性の分析で使えるフレームワークです。インターネットやSNSが普及した環境における、購買行動のプロセスを表したもので、Attention(注目)、Interest(興味)、Search(検索)、Action(購入)、Share(共有)の順です。なお、SNSなどで共有された購入商品・サービスの情報が「口コミ」となり、消費者はこれを購入前に検索することになります。つまり、検索と共有のプロセスには相互作用があるといえます。

9.ECRS(イクルス)の原則

評価・修正で使えるフレームワークです。業務改善を図る際の順番と視点を表したもの。

改善効果の大きいこの順番で取り組み、新規事業の立ち上げや事業そのものを効率化していきましょう。

10.バリューチェーン分析

評価・修正で使えるフレームワークです。バリューチェーンとは、事業活動の中で生まれる価値を一連の流れとして捉える考え方で、4つのステップで分析を進めます。

分析の結果を用いて、強化すべき活動と効率化すべき活動を判断します。

まとめ

今回ご紹介したもの以外にも、様々なフレームワークがあります。状況や段階にあったフレームワークを活用しましょう。また、フレームワークはツール(手段)であって目的ではありません。取り組む際は、時間をかけすぎることのないように注意が必要です。

目的→成功実例で見る
おすすめの新規事業コンサル・支援会社3選

ここでは、「仕組み・制度化」「内製化」「低コスト」とそれぞれの目的別におすすめの新規事業コンサル・支援会社をご紹介。それぞれの強みを裏付ける成功事例もあわせてチェックしてみてください。

大手企業におすすめ
事業が生まれ
拡大する仕組み作り
に着手したい
アルファドライブ
アルファドライブ公式サイト
引用元:アルファドライブ公式サイト
(https://alphadrive.co.jp/)

全メンバーが新規事業経験者
「実践知」を基に設計を支援※1

主な成功事例
三菱マテリアル株式会社

(従業員数:18,323名)

【Before】

事業として形にするための仕組み化が
不十分で、事業化に結びつかない…。

【After】

「ステージゲート」の手法でヘルスケアの新規事業を立ち上げ、同社初のカーブアウトに成功

  
中規模企業におすすめ
フレームワークを
導入しながら
内製化を進めたい
才流
才流公式サイト
引用元:才流公式サイト
(https://sairu.co.jp/)

21種のフレームワークで
新規事業の知見を高める※2

主な成功事例
中京テレビ放送株式会社

(従業員数:100名〜499名)

【Before】

4つの事業が独立し、プロダクトマーケットフィットの現在地がわからず、
優先順位も曖昧だった。

【After】

フレームワークを活用しドローン事業にリソースを集中させ、数か月で売上見込みが2倍以上に

小規模企業におすすめ
コンサル費用を
抑えながら

新規事業を始めてみたい
Pro-D-use
Pro_D_use公式サイト
引用元:Pro-D-use公式サイト
(https://pro-d-use.jp/)

5万円~とコストを抑えた
小規模事業者向けのプランあり※3

主な成功事例
株式会社イーステージ

(従業員数:数10名)

【Before】

経営者の“右腕”が不在で、新規事業に
ついて相談できる相手がいない…。

【After】

新規事業を通して感覚的な営業から
「根拠のある経営」にシフトできた

成功実例で見る
新規事業コンサル・
支援会社3選