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新規事業コンサルに求める要件であるビジネスモデル開発について

目次

新規事業や新しいプロジェクトをスタートするに当たって、あらかじめ適切なビジネスモデルを開発して構築しておくことが大切です。ビジネスモデルの構成要素や、新規事業コンサルがビジネスモデルの構築に貢献する理由などを解説します。

新規事業コンサルにビジネスモデル開発スキルが重要な理由とは?

ビジネスモデルは、事業やプロジェクトで商品やサービスを創出し、それらを消費者に届ける流れを「モデル」として体系的に構築することです。ビジネスモデルは事業の流れや目的を具体的に明確化することが大切です。どのような商品やサービスを、どのような流れで誰に販売し、どのように提供していくのかといった全てのポイントを融合させる必要があります。

そのためビジネスモデルは新規事業における「設計図」のようなものです。新規事業コンサルはその知識やスキル、ノウハウを活かし、信頼性の高いビジネスモデルの開発や構築に貢献します。

改めてビジネスモデルとは

ビジネスモデルはその事業やプロジェクトにおける設計図であり、見方を変えれば事業戦略にもとづいたビジネスのサンプルということもできるでしょう。

そのためビジネスモデルは事業戦略の立案からさらに一歩踏み込んで、具体性のある情報を構成要素として設定し、組み合わせていくことが大切となります。

ビジネスモデルを構成する要素(5W1H)

ビジネスモデルを構成する要素について考える際、英文法の学び方としても知られた「5W1H」の観点で検討することができます。

Why:なぜそれが必要なのか?

新規事業においての価値や需要、消費者ニーズを検討する際に、どうしてそれが必要なのか、どうしてそれが求められるのかといった動機や理由付けをきちんとすることが大切です。

必要性や必然性を正しく検討することにより、アプローチしていくターゲットや消費者を明確化していけます。

Who:ターゲット・顧客は誰なのか?

ターゲットや消費者、顧客について具体的にイメージして、ペルソナを設定していくこともポイントです。

顧客が変われば必然的に宣伝手法や販売手法の内容も変わるため、テーマや価値に適合した消費者をターゲティングしていくことが大切です。

What:どのような価値を売るのか?

商品やサービスとして何を販売するのか、それが有するどのような価値を提供するのかという視点も欠かせません。商品やサービスの価値について考えることは、事業のコンセプトを設定して、戦略の方向性やマーケティングにおけるテーマを設定する上で役立ちます。

Where:マーケット・市場はどこなのか?

市場をどこに設定するのか、どこで商品やサービスを提供するのかといった点も重要です。国内での販売か国外での販売か、また都市部なのか地方なのかといった大まかなエリア設定だけでなく、特定の業界や市場によって変化する需要やニーズを考えることも重要です。

必然的にマーケットや市場が変われば販売戦略やマーケティングの分析手法も見直さなければなりません

When:売るタイミングはいつなのか?

商品やサービスによっては通年の需要を見込めるものから、販売時期や提供時期によってニーズや価値が変動してしまうものもあります。そのため、自社製品や新規事業にとってどのタイミングが適しているのかを考えることが欠かせません。

また時期によって販売手法などにも影響が及ぼされるでしょう。

How:どんな方法で売るのか?

販売手法や提供方法、流通経路についても考えなければなりません。現代では決済システムも多様化しています。対面販売やマンツーマン接客、オンラインでのEC販売、個別販売やサブスクリプションなど、販売方法を検討することが大切です。

ビジネスモデル開発をするメリット

ビジネスモデルをきちんと開発した上でプロジェクトを実行するのと、場当たり的に事業を進めるのとでは大きな違いがあります。想定外の自体への対処やリスクに対する準備など、様々な点を考慮しましょう。

ここではビジネスモデルを開発するメリットについてまとめました。

事業への理解が深まり強みを訴求しやすくなる

ビジネスモデルをきちんと開発する上で、必ず事業の価値や意義、テーマといった要素にも着目しなければなりません。言い換えれば、自社の事業やプロジェクトについて改めて注目し、その本質へ意識を向ける機会になります。

販売する商品の価値や意味を深く理解せずに売るのではなく、その価値と販売する意義をきちんと理解してから取り組むべきです。このアプローチは、サービスの品質を向上させ、更に信頼性を高めるのに役立つでしょう。

ビジネス上の課題・問題点の発見とアプローチがしやすくなる

ビジネスモデルの開発では全体的な流れを多角的な視点で検証して考えたいところです。その過程で様々な課題やリスク、トラブルの可能性といったマイナス要素やネガティブな要因についても着目することになります。

ビジネスモデルが明確に用意されていない場合、場当たり的な対応を重ねていくしかありません。しかし、ビジネスモデルを設定しておけば、リスクマネジメントに貢献することができます。また、万が一インシデントが発生した際の対処もスムーズに進めることができる点が重要です。

事業の原点を振り返ることができる

ビジネスモデルは事業における設計図です。そこには事業を企画された際のテーマやコンセプトから、実際に市場や消費者へアプローチしていくための流れまで、トータルの要素が凝縮されています。

言い換えれば、事業の価値や方向性について悩んだり、課題が発生した際には、ビジネスモデルを参照することができます。これにより、プロジェクトの原点や初期のコンセプトなどをいつでも再確認できるという点は、大きな強みです。

必要とする人に商品・サービスを届けやすくなる

ビジネスモデルをあらかじめ開発しておくことで、宣伝広告や販売手法、営業活動を具体的に考えやすくなります。これにより、商品やサービスを必要としている顧客にそれらを提供しやすくなります。その結果、自社にとっても市場や消費者にとってもWin-Winの状況を実現する一助となるでしょう。

代表的なビジネスモデル

ビジネスモデルとして一般的に知られているパターンについて概要を紹介しますので、自社のプロジェクトのテーマや新規事業の内容に合わせて該当するものを参考にしてください。

販売モデル

自社の商品を販売して、顧客へ提供し、対価を受け取るビジネスモデルです。例えば工業製品や日用品などを製造しているメーカーや、飲食店として顧客へ料理などを提供している店舗などの事業が販売モデルに該当します。

販売モデルでは商品価値の追求や品質向上を叶えながら、競合他社と比較して独自性や強みをアピールして顧客へ訴求していく流れが重要になります。

小売モデル

小売モデルとは、自社で製品を開発・製造するのでなく、メーカーや卸売業者から商品を仕入れて、それを自店舗で販売していくといったモデルです。小売モデルでは他の小売店や量販店で同じ商品を取り扱うことも多いため、取り扱い商材での差別化や独自性の追求が困難です。そのため、自店舗で購入するメリットを顧客に示すことが重要になります。

広告モデル

クライアントの広告を掲載することで対価を得るビジネスモデルであり、商品やサービスの提供者と、顧客や消費者を間接的につなげる役割といえるでしょう。

広告といっても様々なメディアや手法があり、独自性やクリエイティビティといった要素が総合的に必要です。

サブスクリプションモデル

商品やサービスの利用権を取り扱うビジネスモデルです。例としては、動画配信サービスの月額制会員や、会員限定で使えるスマホアプリが挙げられます。サブスクリプションとして対象となる分野は様々であり、契約を維持できればストックビジネスを望めます。

フリーミアムモデル

ベーシックな部分をフリーサービス(無料)として提供し、より高次のサービスについて有料化して提供するビジネスモデルです。従量課金制のアプリやクラウドサービス、基本料金無料でゲーム内課金ありのソーシャルゲームといったものがあります。

またその他でも基本サービスを無料プランにして、オプションを有料化している場合もあるでしょう。

マッチングモデル

マッチングモデルとは、サービスを提供する側と、サービスを求める側の、両者を結びつける橋渡しとしてのビジネスモデルです。マッチングさせる対象は様々。企業と求職者を結びつける場合、パートナーを探す個人同士の出会いをサポートするもの、特定のサービスとユーザーを橋渡しするものまで、色々なタイプがあります。

新規事業のビジネスモデルを作るステップ

新規事業におけるビジネスモデルを開発や構築する際には、既存のビジネスモデルのパターンを参考にすることが一つの方法です。それに加えて、新しいプロジェクトの内容や性質に応じた基盤作りから進める必要があります。

1.業界・市場を分析する

商品を販売したりサービスを提供したりするためには、そもそもその内容に応じた業界や市場を活用しなければなりません。そのため業界や市場についてデータを収集して分析し、業界ごとの特性や背景、市場の動向や規模、市場成長率や市場占有率などについて検討することが重要です。

加えて、その業界や市場における自社の立ち位置や特徴、強み・弱みを客観的に把握することも欠かせません。

2.アイデアを集める・考える

新規事業のテーマやコンセプト、業界や市場の特性も考慮した上で価値のあるアイデアを収集し、また集まったアイデアの有効性や活用法について考えることも大切です。

アイデアは広い目で集めながら、それぞれの価値や実効性・実現性、また市場におけるニーズや顧客からの反応などにも検討する必要があります。

3.アイデアをブラッシュアップする

価値のあるアイデアや企画を見つけられれば、それをさらに発展させて独自の強みや自社の魅力へと昇華させる段階も必須です。

アイデアはアイデアの時点では商品やサービスといった成果物として意味を成していません。またどこにでも存在するようなアイデアは必然的にどこでも手に入れられるものであり、自社の商品価値を高めていくことも難しくなります。

価値のあるアイデアや可能性のあるアイデアを見つけた上で、それを発展させて自社の魅力へと高めていく作業が大切です。

4.実現できるアイデアを選定する

アイデアは実現して初めて消費者や社会に対して影響力を持つことが可能になります。そのため理論だけでなく、自社の特性や技術、市場の動きも踏まえて、実現可能で効果的なアイデアを選ぶ必要があります。しなければなりません。

また価値あるアイデアを形にする方法や技術を検討しましょう。新しい手法や知識について、情報を集めるために積極的にネットワークを広げていくことも大切です。

まとめ

ビジネスモデルは事業の設計図のようなものです。設計図のないままビジネスを展開するよりも、最初にモデルを構築してから取り組むほうが、合理的にアプローチしやすくなります。

しかし、適正なビジネスモデルを開発するには専門的なスキルや分析手法が必要です。自社で一からスキルを磨いていると、時間がかかり肝心のビジネスチャンスを失う可能性があります。

そのため、新規事業のように新しいビジネスモデルが必要な場合、ビジネスモデル開発のスキルを十分に備えた新規事業コンサルへ相談するといいでしょう。サポートを受けながらスムーズに事業を進めることも効果的な手段の1つです。

【フェーズ別】
新規事業コンサル
3選

【事業構想・企画フェーズ】

コンセプト・シナジー

代表
高杉 康成
コンセプトシナジー株式会社 高杉康成
引用元名:コンセプト・シナジー公式HP(https://concept-synergy.co.jp/staff/)
元キーエンスの新商品・
新規事業企画担当
特徴一時的な流行に惑わされず、確実性の高い市場に参入できる
【事業化フェーズ】

CVC JAPAN

代表
冨田 賢
CVC JAPAN 冨田 賢
引用元名:CVC JAPAN公式HP(https://www.cvcjapan.com/profile/)
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200社以上の実績
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【グロースフェーズ】

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代表
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シナプス 家弓 正彦
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